海水浴・川遊び

暑くなってきました。
海水浴や、川遊びの季節ですね!

でも、毎年、この時期に急増するのが、水の事故。

子供の水死事故の約55%は川、約20%が海です。

実は、川って怖いんですよ。

流れがあるのは当然ですが、突然、深くなったり、石に付いた苔で滑ったり。
身長90センチ位の子供だと、水深20センチ位でも流れの速いところで転んだら、自力で立ち上がるのは難しいです。
そんなところで?・・・と、思うようなところで、小さな子どもは一大事になる事があります。

そして、輪をかけて危険なのが、着衣のまま、水に落ちる事。

服着たまま、泳いだ事ありますか?

実は、私、大人になってからスイミングスクールに通ったんですが、そこがユニークなところで、そこで、着衣スイミングを経験したんです。
着用したのはタブダブジャージで、最も危険な服装の1つらしいですが、まるで、泳げませんでした。
普通なら、クロールでも平泳ぎでも、1000m位、楽に泳げるのに、ほんの10m進む事もできませんでした。
あれでは、泳ぎが上手な人でも、溺れてしまうと思います。

服着たまま、水に落ちるのは、予想以上に危険です。

川では、決して、お子さんから目を話さないように!

海では、風の向きに注意を!
強風が、陸から海に向かって吹いてる時は、浮き具に乗ってると危険です。
のんびりしてると、アッという間に沖まで流されちゃいます。

あとは、目に見えない離岸流

岸から海への水流です。
運悪く、これに乗ってしまったら、ひたすら、岸と並行に逃げるしかありません。
流れの幅は、10メートル位のものなので、流れから外れれば、大丈夫です。
いくら泳ぎに自身があっても、この流れに逆らって泳ぐのは無理だと思います。
実は、私も、一度、離岸流にやられた事があります。
その時は、フィンを付けていたのですが、いくら、頑張っても、岸から離れるばかり、本当に、このまま死ぬかも・・・と、思いました。でも、岸と平行というのを思い出して、横に逃げたら、すぐに流れはなくなりました。

「これで助かる」と思って岸を見ると、なんと200m位、流されていました。
もうヘトヘトでしたが、その時の私は、フィンも付けてましたし、スイミングに通った後だったので、この距離は、何でもありません。もう助かったも同然です。
でも、それ以前の私は25mしか泳げませんでしたから、流れから逃れても、絶望的な気分になってたかもしれません。

ヤバイ、流されてる・・・と、思ったら、岸に向かってはいけません。

一気に1000m位は泳げて、50mで30秒切れる泳力の人がフィンを付けても、かなわなかった流れです。殆どの人は、逆らって泳げない筈。

とにかく「岸と並行に逃げる」です。
10mも横に移動すれば、流れはなくなります。
これ、覚えておいて下さい。

あまり泳げなかった頃の自分が、フィン無しで、あの流れに捕まって「横に逃げる」を思い出さなかったら、多分、そのまま、あの世まで、連れて行かれていたと思います。

徹夜明けで海とか、酔っ払って海とか、自殺行為です。
自然って、人間が思う以上に、厳しい顔を持ってます。

楽しい水遊びで、悲しい事故が起きない事を祈ります。


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